#DATA3 「妊活」に取り組むことでの変化や負担

Q.13

あなたやあなたのパートナーは、「妊活」に積極的に
関わっていますか。

既婚妊活男女

男性は、自身の関わりとパートナーの関わりの評価は同程度。
一方で、女性は自身とパートナーとの関わり度合いに差を感じている様子。

男女の積極度合いの分布

25〜29才男性や女性30代前半は“自身・パートナーともに積極的に関わっている”とする人が多い。

Q.14

あなたが「妊活」をし始めて、変わったと感じることは
何ですか。

既婚妊活男女

妊活をきっかけに、“妊婦や赤ちゃんが気になるように”なり、パートナーとのコミュニケーション機会が増えたとする人が多い。

Q.15

「妊活」をしているときに、つらいと感じることはありますか(ありましたか)。

既婚妊活男女

女性は男性と比べて妊活をつらいと感じている人が多く、30才を境につらいと感じる人の割合が高くなる。

Q.16

「妊活」中、つらいと感じた時はどんな時ですか。

既婚妊活男女

〈つらいと感じた人ベース〉

男女ともに「妊娠していないことがわかった時」とする人が最も多いが、女性では「友達や会社の人など周りの人が妊娠した時」、男性では「妊活がうまくいかず、パートナーが精神的に不安定になった時」が次に多い。

Q.17

これまでに、子どもを授かるためにかかった費用は
どのくらいですか。

既婚妊活男女

年齢が高くなるほどかかった費用も高額になる傾向。【クリニックを活用した取り組み】層の
妊活にかかった費用は60万円前後。

Q.18

あなたは妊娠をするために、以下のことを行ったことは
ありますか?

既婚妊活男女

「人工授精」「体外受精」「顕微授精」を約3割の人が経験している。

Q.19

「体外受精」「顕微授精」における「つらさ」や「負担」に
ついて、どのようにお感じになりましたか。

既婚妊活男女

〈「体外受精」「顕微授精」経験者ベース〉

男女ともに、「経済的な負担」を感じている人が最も多いが、女性は身体的・精神的にも負担感が強い。

Q.20

あなたの職場では、「妊活」を支援・サポートする制度は
ありますか。

既婚妊活男女

妊活の支援・サポート制度が「ある」職場は2割程度。

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#DATA 3 Summary 調査で分かった「妊活」に取り組むことでの変化や負担

「妊活」をきっかけに、「パートナーがやさしい言葉をかけてくれたり、気づかいのある行動をしてくれるようになった」など、夫婦間でのコミュニケーション機会が増えている様子が見受けられる一方で、妊活期間が長くなったり、クリニックを活用するようになったりすると、男女ともに「つらい」と感じることが増える傾向もみられます。そしてその「つらさ」を感じるのは、女性は「孤独を感じた時」、男性は「妊活がうまくいかず、パートナーが精神的に不安定になった時」など、つらさの感じ方、感じるタイミングには男女差があることが見えてきました。ふたりで協力して行うはずの「妊活」で、孤独なつらさを感じている女性が約3割もいるという事実。これは決して少ない数字ではありません。男女間で負担の感じ方が異なるのはある意味当たり前のことなので、そのモヤモヤを1人で抱え込むのではなく、お互いに伝え合い、理解し合うことで、不安だった気持ちは和らぎ、つらさの軽減にもつながっていくのではないでしょうか。

おおたとしまささんからのアドバイス

妊活期間が長引き、不妊治療を始めると、特に女性は精神的にも肉体的にも時間的にも負担が大きいです。その点、男性の不妊治療は比較的手軽に始められます。不妊の原因は男女ほぼ同じ割合と言われているので、男性も検査を受けることで、ふたりの意識もそろいやすくなると思います。

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