#DATA2 「妊活」の取り組み状況

Q.8

あなたは、下記のことをご存知ですか。
また、将来子どもができるように自分の体に気を配っていますか。

若年未婚男女

既婚妊活男女

子どもがいない夫婦のうち、不妊の心配をしたことがある夫婦は55%います。※【出典】国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査」(平成27年実施)そのため、将来、男女ともに子どもができるように結婚前から自分の体に気を配る(食事や生活習慣などを考えて生活する)必要があると言われています。

既婚妊活女性の7割強は体への気配りの必要性を認知しており、4割は普段から気を配っている。既婚妊活男性や若年未婚男女の認知はやや低いものの、認知することで気配りを意識する人も多い。

Q.9

あなたたちご夫婦が「妊活」を始めようと思ったきっかけは
何ですか。

既婚妊活男女

男女とも、「結婚」や「年齢」をきっかけに始める人が多いが、男性では「妻からの要望」とする人も多い。30才以上で「年齢が気になり始めた」とする人の割合は高くなる。

Q.10

あなたたちご夫婦が「妊活」を始めた(子どもが欲しいと思った)のは何才ごろですか。

既婚妊活男女

妊活開始時期は平均すると30才を超えたあたりから。
年齢が高い人ほど遅くなってから妊活を開始する傾向にある。

Q.11

あなたたちご夫婦が「妊活」を初めてから、どのくらいの期間が経ちましたか。

既婚妊活男女

妊活の取り組み期間をみると、25〜29才は「1年未満」が約8割。
30代後半になると「3年以上」とする人が多くなり、40代では4割を占める。

Q.12

あなたご自身が「妊活」として取り組んだことは、どのようなことですか。

既婚妊活男女

妊活のさまざまな取り組みについて、女性は男性と比べると全般的に取り組み度が高い。

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#DATA 2 Summary 調査で分かった「妊活」の取り組み状況

「妊活」している女性の多くは、赤ちゃんを授かるために、自分のからだに気を配ることの必要性を感じているのに対し、男性は女性に比べると自分の体のケアに対して意識が低い様子が伺えます。また、男性は妊活を「妻からの要望」で始めた人が多いということや、取り組みに関しても、女性に比べて具体的に取り組んでいることが少ないということが明らかになりました。
たしかに女性の方が「妊活」の取り組みとしてできることは多いかもしれませんが、食生活や運動習慣を変えてみたり、タバコやお酒を控えるなど、男性でもできることはあります。実際、このような男女間での熱量や取り組みのズレが、女性の不安の原因になることも少なくありません。しかし、男性は、ただ「やりたくない」のではなく、「何をしたらよいのかわからない」という人も多いのかもしれません。
相手を想う分だけ、伝える勇気も必要になりますが、「赤ちゃんが欲しい」というふたり共通の願いがあるのなら、まずはお互いに相手がどう思っているのかを聴き合い、お互いのことを理解し合うところから始めてみてはいかがでしょうか。

おおたとしまささんからのアドバイス

赤ちゃんを望まなかったときには、妊娠しないためにふたりがそれぞれに「男性にできること」「女性にできること」をしていたと思います。「妊活」は、単にそれらを「それぞれ」に「やめる」ことではありません。妊娠の可能性を高めるために「ふたり」で「力を合わせる」ことを心がけましょう。

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