知ってほしい!男性にこそ必要なスキンケア

男性の肌特性を踏まえた「メンズ スキンケアのポイント」とは 男性の肌特性を踏まえた「メンズ スキンケアのポイント」とは

日常生活においても、ビジネスシーンにおいても、きれいな肌は清潔感のある好印象を与えてくれます。そのため、最近では男性も身だしなみの一環として、スキンケアを意識する方が増えてきました。
しかし、女性と比べてスキンケアについて相談できる場が少なく、肌悩みはありつつも、迷いながらお手入れしている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、男性の肌特性を踏まえた「メンズ スキンケアのポイント」をご紹介します。

こんなに違う?!女性と男性の肌

男性と女性の肌では、構造や性質に違いがあります。その特徴を知ることで、より効果的なお手入れができるため、まずは男性肌の特徴を解説します。

1.皮膚が厚く、キメが粗い

一般的に、男性の皮膚は女性の皮膚に比べて約0.5mm厚く、キメが粗いため、毛穴が目立ちやすい傾向にあります。

2.皮脂は多く、水分量は少ない

男性の肌は、女性の肌に比べて皮脂の分泌量が多いのですが、一方で肌内部から出ていく水分の量(水分蒸散量)も多く、肌の水分量が女性以上に少ないとも言われています。つまり、男性の肌は脂っぽいのにカサついているという複雑な肌なのです。

男性肌こそ、スキンケアが求められる理由

ひげ剃りによる肌荒れ

お肌を保護する働きがある角質層や皮脂膜も一緒に落としてしまう

多くの男性が毎日行っている「ひげ剃り」。なかには、1日2回以上ひげを剃るという方もいるようです。
ひげ剃りは、ひげだけでなく、どうしてもお肌を保護する働きがある角質層や皮脂膜も一緒に落としてしまいます。

そのため、化粧水や保湿クリームなどでスキンケアをしてあげないと、もともと水分が逃げやすい男性肌は、さらに乾燥しやすく、カサカサの肌荒れ状態に。さらに、ひげ剃りによりお肌の炎症ダメージが蓄積することで色素沈着(シミ)につながることも。

紫外線の蓄積量が多い

また、これまでの紫外線を浴びてきた量は、女性と男性で比較すると、やはり男性の方が無防備に浴びてきた量が多い傾向にあります。

紫外線は、肌にシミ、しわ、たるみといった老化ダメージを引き起こしますが、それらは、これまでの紫外線ダメージの蓄積によるものです。無防備に浴びてしまった分、女性よりもシミやしわが顕在化やすいため、キレイなお肌を保つためには女性以上に対策が求められているのです。

肌のシミ、しわ、たるみといった老化ダメージは紫外線ダメージの蓄積によるもの

男性肌のスキンケアのポイント

スキンケアの基本は「洗顔」「保湿」「紫外線対策」の3つです。これらのポイントを、男性肌の特性を踏まえてご紹介します。

1.洗顔は肌にやさしく

『優しく洗う』ことが最重要

男女とも、共通して『優しく洗う』ことが最重要です。
ベタつくからと、ゴシゴシ洗ってしまうと、摩擦で肌のバリア機能を壊し、より乾燥しやすい荒れた肌になってしまいます。

洗顔には、マイルドな泡タイプの洗浄剤がおすすめ。洗顔料の泡が皮脂や汚れをしっかりと落としてくれるので、力いっぱい洗う必要はありません。 タオルで顔を拭く際も、決してゴシゴシせずに、やさしくタオルをお肌に当てるようにして水気を吸水してあげましょう。

2.保湿は一秒でも早く

洗顔後・ひげ剃り後は一秒でも早く保湿を

洗顔後・ひげ剃り後は、どんどん肌は乾燥していきますので、一秒でも早く保湿を行ってください。
男性特有の「皮脂分泌が多くて肌表面はベタついているのに、肌内部はうるおいが逃げやすくカサついている」といった肌悩みには、「ヘパリン類似物質」などの肌の水分量を増やしてうるおいを与える成分と、「ワセリン」や「スクワラン」といったうるおいを逃さない成分が配合された保湿剤がおすすめです。

また、毎日のひげ剃りで傷つきやすく荒れがちな肌を考え、抗炎症成分が配合されているものも良いですね。さまざまな種類があるスキンケア商品から選ぶのが面倒であれば、1本で保湿から保護までのスキンケアが完了するオールインワンタイプもあります。

3.紫外線対策に、日焼け止めを習慣化する

季節や天候に関係なく毎日、日焼け止めを塗る

レジャーのときだけでなく、季節や天候に関係なく毎日、日焼け止めを塗ることをおすすめします。朝の洗顔からひげ剃り、保湿の流れに日焼け止めを組み込んであげれば、自然と習慣化できるはず。
紫外線ケアの有無は、シミやしわ、毛穴の開きといった肌の清潔感に大きく差がつくポイントです。

なんとなく、男性の皮膚は強い!というイメージをもたれていませんでしたか?
男性肌の特徴や生活習慣を考えると、実は男性の肌こそケアが必要とされています。男性も、肌に自信が持てれば気持ちも前向きになれるもの。ぜひスキンケアの価値に気づいて、日々の身だしなみの一つとして取り入れてみてください。

ただ、女性にも男性にも共通して言える注意点としては、たくさんの種類の化粧品をつけるとかえって肌に負担をかけてしまうということ。
最近は美容男子の「肝斑(かんぱん)」も目立ってきています。スキンケアに興味が出て、数多くのスキンケア化粧品を重ねてつけたり、いろいろな美容法を試したりし始めると、刺激により「肝斑」というシミが出てきてしまうのです。

男性は、日焼け止めやファンデーションをつける習慣のない方が多いので、女性よりでき始めると厄介です。洗浄・保湿・紫外線対策の3原則を守って、やりすぎないようにくれぐれも注意してくださいね。

村上皮フ科クリニック 村上早織 先生

監修:
村上皮フ科クリニック
村上早織 先生