身体の冷えが気になっているのですが、妊活に影響はありますか?
後山 尚久 先生
妊活を考え始めた方は、まずは冷えない身体づくりを意識しましょう!
体温が低いと、体内でウイルスが繁殖しやすく風邪を引きやすくなったり、全身の血流が悪くなることで生殖器(卵巣や子宮)の働きが低下したりすると言われており、妊活にとって冷えは大敵です。
冷えは、卵巣や子宮にも悪影響なのですね!具体的にはどんな影響があるのでしょうか?
後山 尚久 先生
まず、卵巣は、卵を育てるのに必要な栄養を運ぶ血管が密集していますが、卵巣の血流が悪くなることで、卵が発育・成熟しにくくなると考えられています。未熟な卵が排卵しても受精がうまくいかない可能性があります。
また、子宮は着床に向けて、受精卵を受け入れられるよう、フカフカのベッドを準備していきます。しかし、下半身の冷えによって子宮や子宮周辺の血流が悪くなってしまうことで、ベッドの準備がうまく進まず、受精卵が着床しづらくなる原因になるのです。