これって水虫?こんな症状には要注意!

【コラム】これって水虫?こんな症状には要注意!

つらいかゆみに悩まされることが多い水虫ですが、中には水ぶくれやかゆみといった分かりやすい症状が出ないケースも。もしかしたら、あなたも知らず知らずのうちに水虫になっているかも。
水虫は自覚症状がないからといって放置してしまうと、症状の悪化につながるだけでなく、周りの人への感染源にもなってしまいます。

自覚症状がない人も今一度、自分の足をチェックしてみましょう。

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そもそも水虫は、手足にカビの一種である白癬菌が住み着いた状態。ここでは、足にできる水虫の代表的な症状をみていきます。

症状
  • 足指の間

    趾間(しかん)型

    水虫の中で最も多いのがこのタイプ。第四趾間(薬指と小指の間)に最もよくできやすいのも特徴のひとつです。足指の間の皮膚が湿ってふやけたようになりジュクジュクする「湿潤型」と、皮が薄くむけ赤くなったり、ひどい場合は皮膚に亀裂が入ったりする「乾燥型」に分けられます。

  • 足の裏・フチ・指の付け根

    小水疱型

    指の付け根や足の裏、足のふちなどに、小さな水ぶくれができる水虫です。必ずしもかゆみが出るわけではないので、小さな水泡があるなと思っていたら、次第にかゆみがひどくなり、いつのまにか赤く腫れあがってしまうケースも。水ぶくれが破れると、液が出て次第にカサカサに乾き皮がむけます。初期では水ぶくれが目立たないこともあり、そのまま放置してしまうことで症状の悪化につながりやすいので要注意。

  • かかと

    角質増殖型(角化型)

    かゆみも目立った症状もありませんが、非常に注意が必要なタイプです。
    足の裏全体、かかとの角質層が厚く皮膚が硬い部分にも水虫はできます。見た目は粉をふいたような状態になります。最近かかとがカサカサしているなと思ったら、この水虫の可能性を疑ってみてください。

水虫を放置するとどうなるの?

自覚症状がないからといって、水虫を放置するのはとても危険です。症状が悪化し治りにくくなってしまうだけでなく、足から手や爪など他の部位へ感染する可能性も。
一旦爪に感染してしまうと、白癬菌は爪の中でどんどん増殖します。爪白癬は角化型よりもさらに治りにくく、市販薬では治療が困難なため、せっかく足部分の症状が治っても、自分の爪から再感染ということもあり得ます。

また、水虫は家庭内に一人患者がいると、かなり高い確率で周りの人へもうつってしまう病気です。自分のためにはもちろん、周りの人への感染を防ぐためにも、早急な治療を心掛けましょう。

症状別の対策ポイント

水虫の治療はタイプ別に治療のポイントが変わってきます。
それぞれの特徴をしっかり押さえて、効果的な治療をすることが大事です。

対策
  • 指の間、指の付け根、足の裏・フチの水虫のポイント

    外用薬の使用が基本。菌に効果のある抗真菌薬を持続的に塗ることで、ほとんどのケースで完治が望めます。ただし、かゆみなどの症状がなくなったからといって、すぐに薬の使用をやめるのはNG。症状がなくなっても菌がまだ残っている可能性もあります。再発を防ぐためにも、最低1カ月は塗布を続けましょう。平均的な治療期間は1~3カ月。

  • かかと水虫のポイント

    近年では、皮膚をやわらかくすることで角質の厚い部分の水虫に効果的な、尿素配合の治療薬も発売されるようになりました。再発がとても多いので、根気よく治療にあたることが大切です。

  • きちんと治すコツ

    きちんと治すコツ

    水虫をきちんと治すには、患部を清潔に保つことが重要です。入浴の際はせっけんで洗うのはもちろん、汗をかいたらタオルで拭いてしっかり乾燥させましょう。また、薬の塗布は皮膚がやわらかくなっているお風呂上りに患部を中心に広めに塗るのがポイントです。

水虫は治せる病気です。きちんと治療を行い、健康でキレイな足を目指しましょう!

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