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一口に便秘といっても、タイプはいろいろ。大きく分けると突然便秘になる「急性便秘」と、徐々に便秘が進行して慢性化する「慢性便秘」の二つに分類できます。
まずは自分の便秘タイプを知って、便秘改善への第一歩を踏み出しましょう。
ダイエットを始めて食事の内容が変わった、旅行に行った、進学や就職で生活環境が変わった…など、普段と生活リズムが変わったときになりやすいのが、一過性便秘です。 今まで便秘じゃなかったのに、急に便秘になった場合はその原因を考えてみてください。
しかし、このタイプの便秘はお腹が張る程度であまり苦痛は伴いません。原因が取り除かれれば、自然に治ります。 ただ、早めに対処しなければ慢性化するもとになります。
旅行、出張、入学、入社、転勤、引っ越し、睡眠不足、暴食、ダイエットなど
急性便秘で、病気が原因のものを器質性便秘(急性)といいます。急性の場合、腸捻転(ちょうねんてん)や腸閉塞(ちょうへいそく)などの病気が考えられます。
激しい腹痛や嘔吐を伴う場合が多いので、至急専門のお医者様にかかりましょう。
腸の機能が低下したために起きる機能性便秘は、もっとも多く見られる便秘タイプと言えます。腹部膨満感や倦怠感など、病気ではないけど毎日体に不快感を与えるのがこの便秘なのです。
機能性便秘は、さらに弛緩性便秘、直腸性便秘、けいれん性便秘(過敏性腸症候群)の3つのタイプに分かれます。自分はどのタイプかチェックしてみましょう。
TYPE A~Cの3つの中で、思い当たる点が多いタイプをクリックし、対策方法をチェック!
腸のぜん動運動が弱いために、便をスムーズに送り出せなくなっていることから起きる便秘です。 高齢者や虚弱体質、内臓を支える筋力が弱いため、内臓が下垂している人、多産のために腹筋が弛緩している人などに多く見られます。
ダイエットで食事の量を減らしているために食物繊維が不足している人もこのタイプの便秘の人が多いようです。
このタイプの便秘は、お腹が張っている、便が出きらない残便感、食欲の低下、肩こり、冷え、倦怠感などの様々な症状を引き起こす場合があります。
腸のぜん動運動を促すのが解決のポイント。 食事は食物繊維たっぷりのものを心がけましょう。 お腹や腰のマッサージをしたり、朝起きたらコップ一杯の水や牛乳を飲むようにするのも、腸に良い刺激を与えます。筋力低下による内臓下垂も原因と考えられますので、腹筋を鍛えるように心がけましょう。
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朝トイレに行くのを我慢したり、痔の痛みに耐えかねてトイレを我慢…。便意があるのに、無視し続けた結果、なりがちなのが直腸性便秘です。
せっかく直腸に便が送り込まれているのに、排便を我慢し続けると、やがて直腸の神経が鈍くなり、便意を感じにくくなります。 その結果、大腸のぜん動運動も起きにくくなり、排便が困難に。さらに、長い間腸に止まった便はどんどん水分が吸収され、硬くなりカチカチの便になります。
そんな便秘にたまりかねて刺激性の便秘薬や浣腸を長期連用していると、ますます直腸が鈍感になるという悪循環を招きます。
便の量を増やすために食物繊維を、やわらかくするために水分をたっぷりと摂るようにしましょう。 胃腸は食事による反射で動きはじめるので、必ず朝食をとってその後はトイレに行くように習慣づけて排便リズムを身につけてください。たとえ出なくても、毎日続けてみて。座っている間は、リラックスしてお腹をマッサージするといいでしょう。
ぜん動運動そのものが低下する弛緩性便秘とは違い、大腸の動きが不規則になってしまって起きるのがけいれん性便秘です。 腸の異常な動きのために、便秘と下痢を交互にくり返したり、慢性の下痢が続くこともあります。
原因は主に精神的なストレス。これが自律神経に影響を及ぼし、腸の一部がけいれんを起こし、そこを便が通りにくくなるため、便秘になるのです。 この便秘の特徴は、食後にお腹が痛くなり、便意があっても鹿のフンのような丸くて硬い便しか出ず、残便感があります。
この便秘の最大の原因はストレスです。ストレスの原因となる睡眠不足・過労や、職場・学校での人間関係、生活習慣の変化などを突き止めて、ストレス解消を心がけましょう。 また、このタイプはあまり腸を刺激することは避けましょう。病院で腸の緊張を鎮める薬を処方してもらっても、症状の改善が期待できます。 ただし、自分勝手に判断はできません。あれ?と思ったら一度お医者様にご相談されると良いでしょう。
慢性便秘でも、病気が原因のものを器質性便秘(慢性)といいます。代表的なものは、大腸ガンや大腸ポリープ。これらができると、腸管が細くなり便の通りが妨げられ便秘になります。 また、女性の場合は子宮筋腫で病巣が大きくなったために、腸管を圧迫して便秘になるというケースもあります
食事内容を改めたり、生活習慣を改善しても、がんこな便秘が良くならない場合は、一度お医者様に相談してみてください。
急性・慢性いずれにせよ、便秘には深刻な病気の可能性が潜んでいます。生活習慣を改善するなどしても、便秘が治らない場合は、一度病院で検査を受けるようにしましょう。
便秘薬
第3類医薬品
ストレスなどによるコロコロ便もやわらかく、するん。お腹が痛くなりにくい非刺激性便秘薬。錠剤タイプ。
ストレスなどによるコロコロ便もやわらかく、するん。お腹が痛くなりにくい非刺激性便秘薬。液剤タイプ。
漢方製剤
第2類医薬品
脂肪を分解・燃焼しておなか周りの溜まった脂肪を落とす