おりものが変化した
おりものの状態やにおいが変化することがあります。妊娠すると透明でサラサラになり、においが無くなることも。まれに、血が混ざり、茶色くなる人もいます。これは、エストロゲンとプロゲステロンという、2つの女性ホルモンの分泌量が増えて起きる変化です。
頭痛がする
頭痛は妊娠初期に多くみられる症状です。妊娠すると高温期が続くので、体温が普段より1度ほど上昇することも。頭痛や体のだるさ、鼻水など、風邪に似た症状が現れる人もいます。勘違いして風邪薬を飲まないよう注意が必要です。妊娠初期は、赤ちゃんの脳や神経系など、体の中枢になる器官が作られていく大切な時期。薬を服用する場合は、医師に相談しましょう。
昼夜問わず眠気がある
睡眠時間をたっぷり取っていても、昼夜関係なく常に眠い状態が続く場合があります。これは、黄体ホルモンの睡眠作用による影響と言われています。
胸・乳首に変化がある
胸が張り、乳首が敏感になることも。服が少し擦れただけでも、乳首が痛くなる人もいます。
味覚・臭覚が変わった
今まで大丈夫だったものが食べられなくなったり、自分の唾液さえ不快に感じることがあります。また、においにも敏感に。これまで気にならなかった色々なにおいが、受け付けなくなることもあります。
腰痛がする
お腹がまだ大きくない妊娠初期でも腰痛が起こることがあります。これはリラキシンというホルモンの影響で、靭帯や関節を緩めてしまう働きが。すると、骨盤にゆがみが起きて腰痛につながります。
よく腹痛がする
月経痛のようなチクチクする痛みや鈍痛などが起こることがあります。妊娠すると、子宮がだんだん広がっていきます。すると、内部が圧迫されるので、子宮がある下腹部に特に痛みを感じやすくなるのです。
肌が荒れやすくなった
妊娠で黄体ホルモンが急増するため、ホルモンバランスが崩れます。それにより、ニキビや吹き出ものが出やすく、肌荒れが起こりがちになります。
高い基礎体温が続いている
月経が始まって約14日後に排卵が起きると「高温期」に入ります。これが2週間ほど続いた後、妊娠をしてない場合は月経がきて「低温期」に、妊娠をしている場合は「高温期」が継続します。「高温期」が続くのは、黄体ホルモンが出ている影響です。通常の体温より1度前後体温が上がるので、常に体がだるく感じることがあります。
参考:テルモ(株)ホームページ「基礎体温でカラダと話そう」