みんなの妊活
ロート製薬では「ふたり妊活=女性も男性も、パートナーと一緒に向き合い妊活すること 」をブランドや企業活動を通して提唱しています。
「ふたり妊活」を引き続きサポートしつつ、妊活に取り組む人たちだけでなく、妊活・妊娠・出産を取り巻く、 広く生活者のリアルな声やお悩みにもっと寄り添い、一緒に考えていきたい。多様な価値観・ライフスタイルの変化の中で、自分や自分たちを大事に思い、妊活前から心やカラダをケアし健康的に、自分らしく自分たちらしく生きていく、そんなウェルビーイングな社会がもっと当たり前になるように。そんな思いから、l年度、妊活白書のタイトルを「ふたり妊活のいま」から、「みんなの妊活」に変更いたしました。
「プレコンセプションケア
(妊娠前からの健康管理)」について
「プレコンセプションケア(妊娠前からの健康管理)」って知ってる?
既婚・未婚共に、「プレコンセプションケア」を知らないと回答した人が8~9割。ほとんどの人が知らないという結果になりました。
自分のカラダや健康に対する知識
言葉は知らなくても、
カラダや健康に対する知識は広がっている
特に既婚男女は「これらの知識のなかで知っているものはない」と回答した人がたった約2割で、残りの約8割はなんらかの知識をもっていることが伺えます。妊娠前からの健康管理のための知識として、女性・男性それぞれのカラダにかかわることや男女ともにかかわることの知識が広がっていることが明らかになりました。プレコンセプションケア(妊娠前からの健康管理)という言葉を知らなくても、すでに知識として自分のカラダや健康に対する知識が広がりつつあるようです。
「プレコンセプションケア
(妊娠前からの健康管理)」の行動
知識はもっていても、行動としてセルフチェックやケアを実際に行えている人は少ない
既婚男女の日常的な健康・体調管理やパートナーとのコミュニケーションについては約3割、妊娠につながるセルフチェックやセルフケアに関しては2割未満の実施率という結果となりました。
今は行動できていないけど、
これから取り組むための
きっかけになることは?
知識が広がり始めている今、今後もっと行動にうつしていくために、どんなきっかけが必要なのでしょうか?
兆しではありますが、既婚・未婚に限らずパートナーからの助言は行動のきっかけとなりそうです。また、既婚の方の場合は特に、職場や自治体からの協力が手厚くなることで、プレコンセプションケア(妊娠前からの健康管理)の後押しにつながる可能性が伺えます。やはり生活の中心である職場や地域において、情報・支援・仕組みがより身近なものとして広がることが必要なのではないでしょうか。
「子どもを将来ほしくないという声」が年々増える現代。将来への不安から妊娠や出産、子育てに対して前向きなイメージを持っていない人の声もたくさん聞こえてきました。そんな変化する社会や環境、多様な価値観が広がる世の中で、自分のカラダ・健康のことについて知識を持ち、前向きに妊活とむきあう人々の声や実態も垣間見ることができました。
子どもをもつことへ不安を抱く人々は決して知識がないわけではなく、行動のきっかけや後押しする仕組みが必要なのかもしれません。
プレコンセプションケアは将来の子どもの希望の有無に関わらず、自分のために、将来のために、自分のカラダ・健康のことを知って行動にうつすことです。自分を大事に思いケアをすること、そしてパートナーとの理解を深めて一緒に取り組む「ふたり妊活」、それを支える社会の意識と環境の整備がより重要性を増しているのではないでしょうか。
ロート製薬では今後も、一人ひとりが自分らしくウェルビーイングに生きるために、事前のカラダづくりのリテラシーを高め、意識・行動していくことが当たり前になるよう取り組んでいきます。また、「みんな」の声に寄り添い、会社や業界の垣根を越えて、社会と未来を創るみなさんと一緒に考え、取り組んでいきたいと思います。