ふたり妊活のいま

新型コロナウイルス感染拡大開始から約2年。
社会全体が変化し新たな日常となる中で、多様な妊活のカタチが見えてきました。
今、妊活を考えるふたりの環境変化や実情・本音について聞きました。

ふたり妊活の意識変化

「ふたり妊活ができている」人は増加

  • 既婚男女

昨年度、大幅に上昇した「ふたり妊活ができている」という意識。今年度は数値が落ち着いたものの、2018年からの4年間では緩やかに上昇する傾向に。特に男性は最も低かった2019年からは約20ポイント増加しています。妊活はふたりで行うものという意識が、定着してきていることが見受けられます。

  • 全体「ふたり妊活」ができている
  • 男別「ふたり妊活」ができている

この1年での妊活意識の変化

妊活に対するポジティブな気持ちが、徐々に回復

  • 既婚男女

この1年で、自分・パートナーに対する健康意識は減少傾向でした。コロナ禍における健康意識の高まりが一旦落ち着いたようです。 一方で「妊活についてポジティブ・積極的な気持ちになった」「自分の気持ちに余裕が生まれた」といった意識は増加しました。新型コロナウイルスの影響で下がり気味だった妊活マインドが、徐々に回復傾向にあると伺えます。

  • 減少した意識/自分の健康により意識を向ける。ライフプランについてじっくり考えるようになった。パートナーの健康により意識を向けるようになった。
  • 増加した意識/妊活についてポジティブ積極的な気持ちになった。自分の気持ちに余裕が生まれた。

妊活に取り組む人たちはこの1年間でポジティブな気持ちを少しずつ取り戻していることがわかりました。

新型コロナウイルスの流行と社会変化を経験した人たちが、今どのような価値観で妊活に向き合い取り組んでいるのか、それぞれのココロと実態を見つめてみました。

6つの妊活タイプと特徴

様々な背景をベースに、6つの特徴的な妊活タイプが存在

  • 既婚男女

本調査をもとに変量解析を行った結果、多様な価値観・周囲との関係性・環境などを背景に、6つの特徴的な妊活タイプが存在していることが明らかになりました。それぞれのタイプを、「マイペース」「周囲・社会からの理解」「パートナーからの理解」「ツール・サービス利用」「自治体・職場の支援環境」といった5つの項目で特徴を明らかにしています。

  • Type 1|ココロ充実妊活タイプ
  • Type 2|きっちりリサーチ妊活タイプ
  • Type 3|充実円満妊活タイプ
  • Type 4|ふたりで支えあい妊活タイプ 
  • Type 5|ひとりでコツコツ妊活タイプ
  • Type 6|お悩み妊活タイプ

各妊活タイプと、妊活満足度
・妊活継続期間の関係性

妊活継続期間に伴い、妊活のタイプや満足度が変化

  • 既婚男女

妊活タイプを妊活満足度・妊活継続期間の軸で分析すると、それぞれの妊活タイプ群が妊活継続期間毎に分布している傾向がみえました。妊活初期はひとつずつ情報入手から始める「きっちりリサーチタイプ」が多く、次に妊活1年頃には順風満帆に取り組んでいる「充実円満タイプ」、しばらく時間が経過しても理解あるパートナーや周囲の人たちの支えで納得のいく妊活が取り組めている「ココロ充足妊活タイプ」が多いという実態が明らかになり、妊活に取り組む人たちは1つの妊活タイプに固定されるのではなく、継続期間に伴い変化していくことが伺えます。
妊活タイプ1,2,3のように「ふたり妊活ができている」率が高いタイプは、妊活満足度も高いという相関が見られました。
またどうしても妊活が長期化するにつれ、妊活満足度は低下する傾向にあるようです。

タイプ別の妊活満足度と妊活開始からの時間経過の関係性

〈妊活が長期化しても、前向きに妊活に取り組める3つのポイント〉

①パートナーの理解・行動

パートナーの理解と行動が不可欠

  • 既婚男女

「ふたりで支えあいタイプ」と「ひとりでコツコツタイプ」はどちらも長期間妊活に取り組んでいるタイプですが、妊活満足度に差がみられました。この2つの妊活タイプは、ふたり妊活が出来ているか否かという意識に大きな差があることが明らかに。また、妊活へのイメージについても「ひとりでコツコツタイプ」の方が、妊活を“大変なもの”“女性がやるもの”と強くイメージしているようです。つまり長期化する妊活を前向きな気持ちで乗り越えるには、パートナーの理解・行動が必要と思われます。

  • 「ふたり妊活」取り組みの有無
  • 妊活へのイメージ

②周りからのサポート

周りからのサポートも有効

  • 既婚男女

「ひとりでコツコツタイプ」は、妊活がつらい要因として“周囲からのプレッシャー”の数値が高く、妊活の相談が出来る“同性の友人”は非常に大切な存在であることが伺えます。また、行政サポートのニーズも他タイプと比べて高く、“相談/情報交換できる場所の提供”、“妊活に関するセミナー/説明会/講習会の開催”、そしてそういった情報や環境へ容易にアクセスできることが求められるようです。

  • 「妊活」相談相手 
  • 理想の妊活サポート(1)
  • 理想の妊活サポート(2)

③妊活に対する正しい情報

妊活に対する正しい情報を

  • 既婚男女

妊活満足度の高い「ふたりで支えあい妊活タイプ」は、妊活満足度の低い「ひとりでコツコツ妊活タイプ」に比べて、“排卵日の2日前から排卵日翌日が妊娠しやすい*¹”、“健康な若い男女でも妊娠できる確率は1回で約30%である*²”といった、妊活における大切な情報を知っていることが明らかに。同性の友人経由をはじめ、特に「ひとりでコツコツ妊活タイプ」の人たちに正しい妊活知識を伝える情報経路の設計が必要になりそうです。

婚活について知っていること

*1「妊活するなら、知っておきたい妊娠・出産のこと」https://jp.rohto.com/dotest/lnln/13/
*2「妊活のはじめてガイド」https://jp.rohto.com/dotest/guide/ninkatsu/

新型コロナウイルス感染拡大が本格化した2020年初めから2年が経過します。
世の中が変化し、人々のライフスタイルも大きく変化した2021年。人々は徐々に新しい生活習慣に適応していることが伺えます。同時に、多様性を受容する世の中へと変化し、妊活についても多様な価値観が重視されるといった前向きな変化がある一方で、そのような多様な価値観に沿って妊活中も自分らしい選択ができるようになるには、まだまだ周囲の協力体制・社会環境を整える必要があるという課題も見えてきました。妊活を考える人たちも望まない人たちも妊活をやめる決断をした人たちも、自分らしく選択し自分らしく生きられる社会。そしてそれを支えるための十分な情報、ソリューション、環境がある社会。そんなウェルビーイングな社会が当たり前になることを目指し、私たちロート製薬は、これからもみなさまのキモチに寄り添い、応援してまいります。