妊活に取り組む人たちはこの1年間でポジティブな気持ちを少しずつ取り戻していることがわかりました。
新型コロナウイルスの流行と社会変化を経験した人たちが、今どのような価値観で妊活に向き合い取り組んでいるのか、それぞれのココロと実態を見つめてみました。
6つの妊活タイプと特徴
様々な背景をベースに、6つの特徴的な妊活タイプが存在
本調査をもとに変量解析を行った結果、多様な価値観・周囲との関係性・環境などを背景に、6つの特徴的な妊活タイプが存在していることが明らかになりました。それぞれのタイプを、「マイペース」「周囲・社会からの理解」「パートナーからの理解」「ツール・サービス利用」「自治体・職場の支援環境」といった5つの項目で特徴を明らかにしています。
各妊活タイプと、妊活満足度
・妊活継続期間の関係性
妊活継続期間に伴い、妊活のタイプや満足度が変化
妊活タイプを妊活満足度・妊活継続期間の軸で分析すると、それぞれの妊活タイプ群が妊活継続期間毎に分布している傾向がみえました。妊活初期はひとつずつ情報入手から始める「きっちりリサーチタイプ」が多く、次に妊活1年頃には順風満帆に取り組んでいる「充実円満タイプ」、しばらく時間が経過しても理解あるパートナーや周囲の人たちの支えで納得のいく妊活が取り組めている「ココロ充足妊活タイプ」が多いという実態が明らかになり、妊活に取り組む人たちは1つの妊活タイプに固定されるのではなく、継続期間に伴い変化していくことが伺えます。
妊活タイプ1,2,3のように「ふたり妊活ができている」率が高いタイプは、妊活満足度も高いという相関が見られました。
またどうしても妊活が長期化するにつれ、妊活満足度は低下する傾向にあるようです。