女性にとって月経は体調のバロメーターになるだけでなく、妊娠をかなえるための大切な働きでもあります。それだけに、妊活中は「月経痛があっても大丈夫？」「正しい周期って？」など、月経に関する疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか？今回は、そんな皆さまのお声にロート製薬がお答えします。
月経周期の乱れ・不調など、月経について気になる事がありますか？
７割以上の方が月経について気になることが「ある」と回答しました。
多くの方が関心を持っていることがわかりますね。しかし月経については、どこでも、誰にでも、気軽に相談しやすい話題ではないだけに、ひとりで悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか？
次では、皆さまが月経について「どのようなことを気にしているのか？」を具体的にご紹介し、疑問にお答えします。
Q2 月経について気になることがある方にお聞きします。どのようなことが気になっていますか？（複数回答可）
例えば多くの方が気にしている月経痛は、寝込むほどつらい時も。そんな場合には、子宮内膜症等病気が潜んでいる場合もあるので、まずはクリニックで相談してみては？また、「月経血量」は通常は20〜140g（月経期間1回につきナプキン20枚分程度）とされており、「月経周期」についても通常25～38日とされているので、参考にしてください。月経血量が異常ではないか？とか、月経期間も長い、短い、安定しないので気になる、というのであれば、一度クリニックで相談してみましょう。
上記のような回答の他、月経について気になることとしてこんなご意見もありました。
- 普段は周期通りに来るのに予定よりも早く月経が始まったり、普段より短く終わることがある。
- 月経が始まる前に、少しずつ、出血しているけれど、閉経の前触れですか？
- 血の塊が出る事
- PMS（月経前症候群）がある
Q3 月経と妊娠の関係について、
どのようなイメージがありますか？
「妊娠のために月経が大切な役割をすることは広く知られているようで、「順調な月経のために規則正しい生活をしている」という声も寄せられました。一方で、「妊活中なので、月経がくると悲しい気持ちになってしまう」という声も。ストレスが月経に影響する場合もあるので、リラックスした生活を心がけるのがおすすめです。
ロート製薬の回答
月経とは「通常、約1カ月の間隔で起こり、限られた日数で自然に止まる子宮内膜からの周期的出血」と定義されています。月経異常とは、下記に示した正常月経の範囲を逸脱したものになります。
25日未満で出血が繰り返される月経のことを「頻発月経」、逆に39日以上3ヶ月以内のものは「希発月経」と言われており、その他にも月経の異常としては、月経量の異常である「過多月経」「過少月経」や月経継続日数の異常である「過長月経」「過短月経」、月経随伴症状による「月経困難症」などが知られています。
急激なダイエットやストレスによるホルモンバランスの崩れなどで起こることもあり、悩みや不規則な生活によって月経リズムが乱れる人もいます。また子宮や卵巣、甲状腺などの病気などの病気が原因になることもあることが知られています。自己判断せず、気になることがあれば受診しましょう。
ロート製薬の回答
月経が不規則でも妊娠されたご経験がある方もいらっしゃると思います。しかしながら、月経の異常が何らかの疾患や無排卵などの不妊の要素と関連がある場合もありますので、自己判断は禁物です。また月経が不規則になると、排卵日の特定が難しくなることも。
たとえば、基礎体温を測定して排卵の有無を確認したり、月経周期に伴う身体的な変化をメモする習慣をつけてみては？
生活環境の変化などにより、一時的に、月経周期が不規則になったりすることは珍しくないといわれていますが、異常が続く場合は放置せず早めに受診しましょう。受診時に基礎体温の結果を持参するとよいでしょう。
月経についての皆さまのお声、いかがでしたか？月経の不安や疑問があるときは、ひとりで悩まないで、気軽にお近くのクリニックに相談してみましょう。正しい食生活、適度な運動、冷え予防なども、順調な月経のために役立ちます。日頃から意識して、妊活や体調管理に役立ててくださいね。