迷い悩む大人世代。
満里奈さん流の向き合い方、
乗り越え方とは?
渡辺満里奈さん(以下、満里奈さん):自分の想定以上に疲れやすくなっていたり、鏡の中の自分をみて「私ってこんなにシワが多かったっけ!?」とびっくりしたり。年齢を重ねたことでの変化を感じる瞬間は、もちろんあります。ただ、それで落ち込むかというとそんなことはなく、「ま、こういうものよね」って感覚なんです。ただ、そう思えるようになったのはここ数年のこと。50歳になったばかりのころは、自分のエイジングを直視できていなかったと思います。シワなどの変化に気づいても「一旦見なかったことにしよう」なんて思ったりして。
恵さん:満里奈さんでもそうなんだ、と思うとなんだか親近感を感じちゃいますね。直視して、受け入れるって意外と勇気がいる気もしますけど、それができるようになったのには、何かきっかけがあるんでしょうか?
満里奈さん:目が慣れたって部分もあるかも知れませんが(笑)、シワだけが顔の全てじゃない。これまでのお手入れやずっと続けているピラティスなど、さまざまな経験を積み重ねてきて今の私の顔と体になっている。そう思えるようになったからこそ、エイジングサインをネガティヴに捉えずにいられます。もちろん、体調だったり、日々のケアの効き具合でアップダウンはありますが。
恵さん:素敵。そう考えたらむしろ、大人ならではの知恵がプラスになっているというか。ちなみに満里奈さんがなさっているお手入れ、気になります!
満里奈さん:面倒くさがりやでもあるので、そこまで丁寧なケアはしていませんが、しっかりと潤すことは意識しています。保湿ケアをする際には、お化粧品もたっぷりと使って、デコルテまで“ビトビト”に。だからこそ、臆せずたっぷり使えるコスパも大事だと考えています。
ヘアケアにも最近は興味を持つようになりました。なぜなら若い頃は髪の毛がしっかりしていて、多いことが悩みだったのに、50代になった頃から、髪が細くなったな、シャンプーするとすごく抜けるなって感じることが増えたんです。そこでスカルプエッセンス(頭皮ケア)を日々のヘアケアに新たに導入し、せっせとケアしています。
恵さん:わかります! 大人世代になると、肌にも髪にも以前は感じなかった様々な悩みが出てきますものね。とはいえ多忙だから、なかなか自分に時間をかけてあげられない。その中でお手入れを充実させるのは至難の業で……。
満里奈さん:そうなんですよね。だからこそ大人世代にとって、お手入れに使うアイテムには、時間のない中でも頼れる手軽さがマストだと思いますね。最初こそ、あれやって、これやって……と張り切りたくなるけど、忙しい日々の中では絶対に続かないから。できれば1ステップで解決したいですものね。そしてお手入れに使うアイテムに関しては、心地よさも譲れないポイント! ただでさえ大変な大人の心の負担を増やさず、ケアが充実できたら最高ですね。
恵さん:まさに私(50の恵)が大事にしているのがそこなんです! とにかく手軽に心地よく充実の毎日を過ごしてほしくて。例えば50の恵 養潤液プレミアムも、たった1本でケアが完結。大人世代のシワ改善、シミ予防※1、乾燥などさまざまな悩みに対応できるオールインワン。ボトルも蓋を開け閉めする手間も省けるように、ポンプタイプに。
※1:メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ
満里奈さん:実際に使ってみて、すごく考えられていると感じました。しっとりした使用感が心地よかったですし、価格もスマートで。育毛美容液は母と一緒に使ったんですが、二人揃って好きになりました。根本が立ち上がって※2ボリュームアップしてみえるところもよかった。髪も肌も、お手入れって今だけでなく、5年後、10年後の自分のためでもあるんですよね。そのときに快適でいられるように、今、簡単にできるお手入れをしていきたいなと思っています。
※2:製剤特徴による
恵さん:楽ちんで、無理せずキレイになれる。高機能なアイテムって、忙しい大人世代の味方。私(50の恵シリーズ)は、常にそんな存在でありたいんです。
誰にでも訪れる更年期。
乗り越える秘訣はフォーカスしすぎず、
時には自分を甘やかすこと
恵さん:大人世代のリアルな声を聞くと、更年期特有の不調に直面して思い悩む人も多いみたいなんです。ちなみに、満里奈さんの更年期はどうでしたか?
満里奈さん:年齢を重ねるに応じて、更年期を感じることはもちろんありましたよ。特に辛かったのは、粘膜の乾燥でした。とくに口の中は話すのも辛いくらい乾燥してしまったことも。
恵さん:それは辛そう! そういった不調とかトラブルって……満里奈さんはどうやって乗り越えてきたんでしょうか?
満里奈さん:更年期の症状って、劇的に改善することってあまりないんですよね。だからこそ、その辛さにフォーカスしすぎると辛くなる。本を読んだり、音楽を聴いたり、好きなことで“紛らわす”術を持つことが大事なのかなって思います。
また、“私の症状なんてたいしたことない”って思いすぎないことも大切。症状の辛さ具合を正確に測ることなんてできないし、感じ方も耐性も人それぞれ。自分に厳しくなりすぎず、時には甘やかしてあげたらいいんじゃないかな。
恵さん:“誰かのために”と頑張りすぎてしまいがちですよね、大人世代の私たちって。だけど頑張りきれなくて、落ち込んだり、イライラしたり。精神面での辛さはどうすればいいと思いますか?
満里奈さん:意外と効くのがアウトプット。私は最近、更年期など、大人世代特有の悩みについてインタビューしていただくことが多いのですが、話しているうちに楽になることがよくあるんです。頭の中だけで考えているときにはぐるぐるするだけだった悩みが、口に出すことで整理されて「私はここが嫌なのだ」と気づけます。それで即座になにもかもが解決できるわけではありませんが、少なくとも問題解決のためのスタートラインには立てる。それだけで気持ちが軽くなりますよね。だから、誰かに話してみるのってすごくおすすめ。たとえ話した相手が自分と同じ意見じゃなくても、「そういう考え方もあるんだ」と知ることができますし、そこからじゃあ、自分はどうするかと考えられるから。
すっかり意気投合する満里奈さんと恵さん。養潤液プレミアム(販売名:ロート薬用乳状化粧液 SW)【医薬部外品】230㎖ ¥1353(編集部調べ)
生きてるだけで偉い!
大人世代はもっと自分を認めて、
褒めてあげて
恵さん:そういえば、今年の11月で55歳になられる満里奈さんは、ちょうど8月に生誕20000日を迎えられたんですよね。本当におめでとうございます!
満里奈さん:“日”で考えたことがなかったので、20000という数字にびっくりしています(笑)。ただ、こんなにも長い日々を頑張ってきたんだなと考えたら、達成感もありますし、なんだか自分を褒めてあげたくなりました。
恵さん:本当に。20000日という長い時間をこの「私」で過ごしてきたと思うと、自分に対してしみじみ愛おしい気持ちになります。大人世代って、みんなずっとずっと頑張ってきましたよね。それ自体は素晴らしいことだけど、そろそろその頑張り自体を認めて、褒めてあげてもいいんじゃないかしら。よくやってきたねって。
満里奈さん:そうなんですよ。頑張りって、誰かと比べて判断するものではないじゃないですか。私も誰かのSNSを見て「この人に比べると、まだまだ私なんてダメだ……!」と思っちゃうこともありますが、そういうことじゃない。日々、仕事をしたり、家事をしたり。もうそれだけで充分頑張っているんですよ。自分を含め、大人世代の皆さんに「よく頑張ったね、生きてるだけでもう偉い!」とお伝えしたいです。
恵さん:そう思うと、私や周囲から満里奈さんへ「おめでとう」という気持ちはもちろんのこと、満里奈さんから自分へのお祝いでもありますね! 生誕20000日を経て、満里奈さんはこれからどんなふうに生きていきたいですか?
満里奈さん:年齢を重ねる良さって、これまでの人生で努力したこと、経験してきたことが層のように積み重なって、心に厚みが出ることだと思うんです。若い頃と比べるとかなり、焦ったり、何かが足りないと不安になることも減りました。自分自身への解像度が上がるのも面白さの一つ。
恵さん:そうか、自分の輪郭がはっきりわかるようになったんですね。例えばどんなことの解像度が上がりましたか?
満里奈さん:若い頃を思い出すと、赤面して「きゃ〜!」ってなるような失敗ってあるじゃないですか。なんであんなことしてしまったんだろうってやり直ししたくなるような。それって自分への解像度の低さゆえってことが多い。これは私の恥ずかしい思い出なのですが、20代の頃、共演させていただいた大人の女性にすごく憧れて、人に阿ることなくズバッと発言できるところを真似して大失敗したことがあるんです。
恵さん:ああ、そういうのって若さゆえ……ですよね。誰もが経験したことあると思います。
満里奈さん:本当にそう。今でもその方は私の心の中のヒーローなんだけど、どんなに憧れても私はあんなふうにはなれません。その人にはその人に似合う生き方があって、真似っこはダメなんですよね。自分で考えて、自分なりの好きなものを選んで、経験して、失敗して。そうやって積み重ねたからこそ、その人の魅力になる。それが身に沁みる経験でした。ただそれも、あの失敗があったからこそわかったことで。今の私の“糧”の一つだなと思います。
恵さん:経験してきたことこそが、自分自身を作っていくんですものね。
満里奈さん:もう一つ思うのは、そろそろ自分を大事にしてあげたいなということ。
子どもたちが小さかった頃は、とことん自分<家族。休むことも、ケアすることも二の次だったけど、そろそろ体力的にも無理ですから(笑)。最近は「ママも休みたいです!」って宣言するようにしています。以前は二度寝も昼寝も全然できなかったけど、今はお弁当を作って子どもたちを送り出した後は、ゴミ捨てをしてくれる夫を横目で見ながら「(ゴミ捨てを)よろしくお願いします!」って二度寝しちゃう。
恵さん:ふふふ。ずっと頑張ってこられた満里奈さんだもの。それでいいと思います。この記事を読んでくださってる大人の読者の皆さんもそろそろ、自分を労わって大切にする時間を持って欲しいですね。
満里奈さん:自分のできること、したいことをやりながら自然体に楽しんで生きていきたいですね。ときには、人や物にも頼りつつ。
恵さん:やりたいことや楽しみがまだまだ待っていますものね。私(50の恵)もそのお手伝いができるように頑張ります!
年齢に縛られず、しなやかに受け入れて生きている満里奈さん。だからこそ、見る者を惹きつけてやまない魅力を備えているのでしょう。