目には見えない紫外線から、みんなの肌を守るには。
“製薬会社が作る日焼け止め”としてのこだわりや目指す先を長年開発に携わる社員に聞きました。
肌を健康に保つには、紫外線から肌を守ることがとても大切です。私たちは日焼け止めの開発を行う上で、紫外線をはじめ可視光線などの太陽光が、肌や細胞に与えるいい影響・悪い影響を多角的に研究し、強力な紫外線をいかに防御して、その効果を持続させられるかということを日々検討しています。
また日焼け止めは素肌に塗るものなので、安全性の検討も、温度や湿度に影響されにくい製剤にすることも重要です。
私たちは製薬会社として、製薬会社という名に恥じない日焼け止めを作りたいと考えています。
従って、安全性・安定性の検討は、慎重に行うことが必要と考えています。敏感肌用にもなると、さらに慎重に検討する必要がありますから、通常より時間がかかることもあります。
さらに生産体制、品質管理体制については、医薬品とほぼ同等の体制が採用されています。
テストや品質管理を慎重に行うぶん、製品の企画開発はスピード重視で行なっています。日焼け止めは年々進化しており、お客様のニーズも刻一刻と変化しているからです。現場では、マーケティング部と我々開発部が担当者レベルで密にやりとりし、ニーズに応えるアイデアが次々と生み出されています。その際に発想の源となっているのが、開発スタッフそれぞれが持つ知識や経験。
ロート製薬はアイケア、スキンケアなど多種多様な製品を手がけているため、製剤の元となる素材に関してさまざまな情報が集まり、開発スタッフも複数の分野の開発経験があります。「このニーズならあの技術が使えるんじゃないか」「この素材はどうだろう」そんな会話が日々飛び交っています。