大変な出産を乗り越えて、ついにこの世に生まれてきてくれた大切な赤ちゃん。
かわいい寝顔に癒やされた後は、おうちの外を散歩して、ひと休み。
天気のよい日に、近所の公園で日光浴をするママと赤ちゃんの姿は、少し前まで日常の当たり前の一コマでした。
しかし近年、そんな常識に変化が生じているのです。
役所に妊娠届けを提出すると発行される「母子健康手帳」には、子育てに関する様々な情報が掲載されています。
1998年より、その母子健康手帳から「日光浴の必要性」に関する記述が削除されたことをご存じでしたか?
これは、日光浴によるメリットよりも、紫外線の浴びすぎによる健康への影響が問題視されるようになってきたためです。
現在の母子健康手帳では、日光浴ではなく、赤ちゃんを外気や温度差に慣らす「外気浴」を勧める記載に変更になっています。
一説によると、通常の生活を送る場合、人は18歳までに一生に浴びる紫外線量の約50%を浴びてしまうとか。
さらに、子どものときから紫外線をたくさん浴びるほど悪影響が大きいといわれています。
子どもの頃から正しい紫外線対策をとることが、将来の紫外線トラブル抑制にたいへん重要なのです。
赤ちゃんの肌は大人よりもはるかにデリケートです。
そして、赤ちゃんは紫外線からの刺激を自分で防ぐことは出来ません。だからこそ保護者の心配りが必要なのです。
外にはPM2.5や花粉など、気になるものもいっぱい。
日中に赤ちゃんと外出する時は、日やけ止めを塗ってあげたり、帽子や長袖シャツを着用させてあげるなど、大切な赤ちゃんの肌を守る対策を忘れないようにしましょう。