中年以降のなみだ目
涙小管等が詰まりやすくなり、涙が鼻に抜けず、目からあふれ出る場合がほとんどです。(涙液の分泌量は逆に減少)
対策:こまめに拭き取る等、清潔に保つようにします。ビタミンやアミノ酸入りの目薬も効果的です。黄色っぽい目やにが出るようなら細菌感染の可能性があるので、抗菌成分配合の目薬を点眼します。(3~4日使用して効果がないなら、早めに専門医に相談して下さい)
新生児のなみだ目
自然に治ることが多いようですが、先天的に鼻涙管が閉塞している場合もありますので、専門医に相談して下さい。
急に起きるなみだ目
涙嚢に細菌が感染して膿がたまり、周囲に広がった可能性があります(急性涙嚢炎)。目頭よりやや下の部分が赤く硬く腫れて、強い痛みが起こります。また、涙や目やにが止まらず、目と鼻の間(涙嚢部)を指で押すと膿や粘液が涙点から目の方へ逆流することがあります。こちらも専門医に相談して下さい。
アレルギー性結膜炎
目やに、充血、かゆみを伴うことが多いです。まずは原因疾患を治療して下さい。
ドライアイ
目の表面が乾いて角膜や結膜に障害が起きると、二次的に反射性分泌が起こり、なみだ目になることがあります。まずは原因疾患を治療して下さい。