PREMIUM INTERVIEW

[ Pen×茂木健一郎 ]

茂木健一郎が語る、視覚と脳の不思議な関係。

Pen 2020年4月1日号に掲載

デジタル化により爆発的に増加した情報量。
この大半を入手する視覚と処理器官である脳との関係、
そして有効な活用法を脳科学者の茂木健一郎さんに聞く。

人間がもつ五感のなかでも、知覚する情報の約8割を占めるとされる視覚情報。しかし、この説に「そんなものじゃありません!」と断じるのは、脳科学者の茂木健一郎さんだ。
「視覚から得られる情報はもっと膨大で、脳の神経回路の約7割が視覚からの情報処理に使用されるほどです。目はそんなリッチな情報の入り口となる、とても重要な器官なのです」
重要な器官だからこそ、酷使による疲労には注意したい。パソコンやスマホといったデジタル機器を多用する現代人ならばなおさらだ。
「私が以前から推奨する、気づきやひらめきのアハ体験や、偶然の幸福をいうセレンディピティも、脳がリラックスした状態で訪れます。脳が疲労していると、そうした情報が入ってきても、気づくことができないのです」

より多くのアハ体験、そしてセレンディピティに巡り合うために必要なのが「脳の緊張を解放し、リラックス状態にすること」であるという。
「脳がリラックスした状態を『フロー状態』といいますが、脳科学の研究により、その時が最も処理能力が向上することがわかっています。仕事の際にはフロー状態にしておきたい。そのためには、膨大な情報の入り口である目を休ませることが重要です」

茂木さん自身「可能であれば6時間は睡眠を取りたい」というように、脳を疲労から回復させ、リラックス状態にするためには、目からの情報を遮断する睡眠が、最も効果的だ。
しかし、起きている時でも脳をリラックスさせることは可能であるという。茂木さんが続ける。
「リラックスとは、脳を仕事や学習から一時的に切り離し“句読点”を打つこと。僕の場合、それはランニングであり、道中のバタフライウォッチング。
蝶の観察は子どもの頃からの趣味で、なによりの句読点となっています」
そんな茂木さんは、情報の入り口である目の疲れの際には、学生時代から目薬を使用している。

続きを読む

目薬研究を
追究し続けた、
100年企業の
新たな挑戦。

「目薬といえば『ロート、ロート、ロート、ロート製薬!』ですよね(笑)」と、お馴染みのCMソングを口ずさむ。
もちろん、目薬はロート製薬の主力製品だが、現在、売り上げの6割はスキンケア製品が担い、それ以外にも再生医療をはじめ、畜産や農業、そして飲食業と、多彩な事業を展開する。

「いま、持続可能性が重視されていますが、そこには創業当時からの変わらない価値に加え、新たな分野へ展開する多様性が不可欠です。その双方がバランスよく機能した結果が、ロートさんの100年以上にわたる歴史だろうし、未来をつくる原動力なのでしょう」
そう語る茂木さんに、ロート製薬が発売している目薬研究の技術が結集された、プレミアムな目薬「Vロートプレミアム」を試してもらった。
「うん、目を優しく包むまろやかさを感じます。このさし心地はリッチですっきりする」
さらなるAI化が予測される昨今。
「ゆえに、よりクリエイティブかつ人間的な思考が求められる」と茂木さんは語る。となれば、脳をフロー状態へ導くケアが、ビジネスパーソン定番の嗜みとなりそうだ。

茂木さんのインタビューの動画はこちらからご覧頂けます。
茂木さんのインタビューの動画はこちらからご覧頂けます。

インタビュー動画を見る

茂木健一郎 PROFILE

PROFILE

脳科学者
1962年、東京生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。
理学博士。脳科学者として「クオリア」(感覚のもつ質感)をテーマに“意識”を解明、研究するとともに、作家やブロードキャスターとしても活躍。YouTube「Ken Mogi tv」でも配信中。