PREMIUM INTERVIEW

[ ×川井郁子 ]

ベストなパフォーマンスには、アイケアも
欠かせません。

ヴァイオリニストとして独自の世界を切り開く川井郁子さん。音楽家にとって、聴覚はもちろん、視覚情報も大切な要素だといいます。そんな川井さんの音楽に対する哲学と体のメンテナンス法を聞きました。

婦人公論 2020年4月14日号でのインタビューを掲載しています

公演後は目から全身に疲れが広がる

情熱的で官能的な音色を奏でるヴァイオリニストの川井郁子さん。世界的オーケストラとの共演も多く、その華やかな舞台に魅了されるファンは少なくありません。
音楽の世界で「耳」が大切なのはいうまでもありませんが、実は聞くことに匹敵するくらい重要なのが「目」から得る情報なのだとか。
「レッスンで細かい譜面を追うのはもちろんですが、舞台上でほかの奏者とアイコンタクトをとって呼吸を合わせたり、弓の動きを確認したり。
また、私はその場の空気を感じながら弾くことを大切にしているため、客席を見渡すことも欠かせません」
観客の想像以上に、音楽と目の関係は深いようです。それだけに、疲れ目が続くと演奏の出来に影響するといいます。
「舞台では強いスポットライトを浴びていますが、気持ちが高揚しているからか、まったく気になりません。
むしろ、目が光に挑んでいくような感覚になっているのです。ただ、公演終了後は、目から全身に疲れがじわじわと広がるような感覚になるので、ケアは必須です。私は作曲も行うのですが、そのほとんどがパソコン作業。しかも、創作には終わりがありません。エンジニアと深夜まで作業をすることもしばしば。目が疲れると全身の倦怠感にも繋がり、パフォーマンスが落ちるのを実感します。そんなときは、しばらく目を閉じたり、目の周りをマッサージしたり。最高の演奏や納得のいく音楽作りのためにも、目をいたわるようにしています」

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自分らしい
音楽のために
チャレンジし続ける

そんなふうに忙しく日本中を飛び回る川井さんに、ロート製薬の目薬を使用した感想を伺いました。
「さした瞬間スーッとした心地よさに包まれ、目だけでなく、リフレッシュするような感じで気に入っています。情報やものが溢れている現代ですから、もの選びにも基準が必要でしょう?私の場合は、自分の感性にフィットするかどうかで選ぶようにしているんです」

また、音楽家として大切にしていることは「越境」だといいます。
「たとえば和楽器とヴァイオリンなど、音楽のジャンルを超えた共演。
フィギュアスケートやダンス、映画など、エンターテインメントのジャンルを超えたコラボレーション。さまざまな『越境』によって生まれる化学反応がとても楽しい。もちろん『越境』は挑戦ですから難しい部分もあるけれど、新しい世界が広がっていくことにわくわくするんです。
そんな挑戦を続けるためにも、自分の音楽の軸がブレないよう気をつけています」

川井さんが尊敬する音楽家は、タンゴの革命児、アストル・ピアソラ。
誰にも真似のできない独自の世界観を持つパイオニアとして知られる彼のように、自分にしか成しえない音楽の世界を表現したい。そんな思いが、今の川井さんの音楽を形作っているそうです。
「私が奏でる音色はビブラートが特徴的で、男性的で深く、プリミティブ(原始的)とよくいわれます。そんな私の持ち味をしっかり出しつつ、自分らしい音楽の世界を追求し続けるためにも、常に挑戦することを大切にしたいですね」

川井さんのインタビューの動画はこちらからご覧頂けます。
川井さんのインタビューの動画はこちらからご覧頂けます。

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川井郁子 PROFILE

PROFILE

ヴァイオリニスト/作曲家
東京藝術大学卒業。同大学院修了。大阪芸術大学演奏学科教授。国内外の主要オーケストラをはじめ、世界的音楽家たちと共演。ジャンルを超えたアーティストとも共演し、活躍の幅を広げている。6月6日には「川井郁子 名曲コンサート」を開催予定。5月にはアルバムデビュー20周年を迎える。