Vol.10

寒い季節の大敵!「冷え性」を克服しよう!

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寒い季節、足・手先の冷え性に悩まされていませんか?現代人は体温がどんどん低下しており、それに伴い冷え性になる方がたくさん。体温が下がることで冷え性になると、免疫力も落ち、肌にも身体にもよくないトラブルが…!冷え性のメカニズム、予防法をしっかり学び、強い身体を作りましょう!

■ 知ってましたか?!冷え性の原因と影響

冷え性の原因は様々にありますが、主に生活習慣が原因と言われています。

① 運動不足

現代人は50年前に比べると極端に筋肉を使う頻度が低くなりました。体温の40%は筋肉で作られているため、筋肉を作るための運動の不足が、体温の低下に直結。全身の筋肉の大部分がある下半身の運動不足が問題に。

② 食生活の変化

身体を冷やす食べ物の摂り過ぎ、身体を温める塩分の控え過ぎなど、摂取の方法や量が適切でないと体温低下を招きます。また、食べ過ぎると、胃腸に血液が集ってしまい、筋肉などへの血液供給量が減少し、体温が低下します。

③ 過度のストレス

ストレスが強くかかると、緊張ホルモンであるアドレナリンやノルアドレナリンの分泌が高まり、血管が収縮。全身の血行が悪くなることによって、やがて体温は低下していきます。

④ 冷房の影響

人間の身体は、暑い夏は基礎代謝を落として、熱を作り出しにくくなっています。それなのに冷房でさらに冷やすと身体の産熱機能が低下。一年中その状態を引きずってしまうのです。身体のためにも冷房はエコで!!

⑤ 水の飲み過ぎ

身体が欲さないのに大量の水分を摂取するのは、身体に余計な水分を溜めることに。水には身体を冷やす働きがあり、冷えて代謝の落ちた身体に、必要以上の水を摂ると排泄機能が低下します。また、むくみの原因にもなります。

⑥ 湯船に浸からない

シャワーだけで済ますと、身体は温まりません。湯船につかって汗ばんでくる頃には、体温は約1度上昇し免疫力は一時的に5〜6倍にもアップ。毎日湯船につかるだけで、10年後の免疫力に大きな差が出ます。

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「はかるべきは体重より体温?! 温めれば身体は変わる」P6(太陽笑顔fufufu 11号)

6つのうち、現代人であれば複数あてはまるのが一般的です。

身体が冷えると体温を維持するため、血管が縮み、血流が悪くなり、さらに代謝は下がることで、また身体が冷えるという悪循環に。また、血流が悪くなることで、体全体に栄養が行き渡らなくなり、老廃物が溜まっていきます。そうすることで細胞や臓器の働きが低下し、肌や身体に害を及ぼしてしまいます。
代謝が悪くなることで水分が溜まり、顔のむくみや、肌のターンオーバーの低下をまねくことに。また、冷えることによって血管が縮むことで、血液は毛細血管を無理に広げるため、赤ら顔・クマ・アザができてしまうことも。

■ 内から冷えを退治しよう!食べ物で冷え性を克服

冷え性は肌と身体の大敵!しかし、すぐに治るわけではなく、ゆっくりと改善が必要です。まずは、毎日食べる食べ物から改善し、冷え性を克服していきましょう。

漢方の考え方では、食品は陽性=体を温める働きがあるものと、陰性=身体を冷やす働きがあるもの、間性=冷やしも温めもしないものに区別されています。
「雪は白くて冷たいというイメージですよね。食べ物も白・青・緑といった寒色系の食べ物は、身体を冷やします。反対に、赤・オレンジなど暖色系の食べ物は身体を温める作用があると考えられています。また、黒砂糖や黒豆など、黒っぽいものも温める食品です」
また寒い北の地で採れるりんごやさくらんぼなどは身体を温め、キウイやバナナなど暖かい南の地のものは冷やす。チーズや根菜類など水分が少なく固いものは陽性、生クリームやパン、バターなど水分・油分が多く柔らかいものは陰性、といった具合に分類されます。
身体を温めるためには、陽性の食品を積極的に摂り、陰性のものは控えめに。ティータイムにも陰性に分類される緑茶よりも陽性の紅茶を選ぶほうがいいでしょう。

【身体を温める陽性食品】

① 寒い土地で採れるもの…りんご、さくらんぼ、ぶどう、日本蕎麦など

寒い土地・時期に育った植物、それを使った食品は身体を温めます。身体を冷やす傾向にある果物でも、りんご、さくらんぼ、ぶどうなど北方産のものは例外的に温めます。

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② 暖色系のもの…紅鮭、海老、赤身の肉、卵、明太子、小豆など

火や温かさを連想させる赤・黄色・オレンジといった暖色系の食べ物は身体を温めます。赤身の肉、紅鮭、卵、チーズ、明太子、小豆などがこれに当たります。

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③ 固いもの…チーズ、漬け物、ごぼう、かぶなどの根菜類

固い食べ物は、水分や油分が少なく身体を温めると言われます。また、ごぼうやかぶなど、土の中で育つものは温めるとされます。逆に土の上で育つ葉物は、冷やすと言われています。

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④ 黒っぽいもの…黒砂糖、紅茶、黒豆、ひじき、醤油など

雪のように白い食べ物が身体を冷やすのに対して、黒い食べ物は身体を温めるものの代表格。黒胡麻や黒砂糖、黒豆や、醤油などの調味料も、これに分類されます。

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「はかるべきは体重より体温?! 温めれば身体は変わる」P8(太陽笑顔fufufu 11号)

また、朝ご飯を食べることは、冷え性改善に大きく関わっています。

食べたものを消化する際、そのエネルギーで熱を生み出しています。その作用を、“食事誘発性熱産生(Diet Induced Thermogenesis)”といいます。アルファベットの頭文字をとって“DIT”とも呼ばれています。食事中や、食事の後、身体がぽかぽかとしませんか?それはこのDITの働きによって体温が上がるからなんですよ。

朝食が大切なのは、DITの働きは朝がとても重要になるからです。人間の生活サイクルに合わせて、活動が始まる朝に、取り込んだ栄養素をエネルギー源に変える働きが高まるんです。その分だけ熱が多く作られます。また、朝は体温が上がる前。朝食をしっかり摂って熱を作り、体温を上げることが、冷え対策の基本になると言えます。

「冬はとくに”冷え”がツラい。食事で改善できますか?」P38(太陽笑顔fufufu 15号)

朝ごはんを食べる時間がないあなた、まずはフルーツを軽く口にいれるだけでも、DITの効果が大きく変わるはず。ぜひ試してください。

■ 身体を動かして冷え性を克服!

食べ物の次は、身体を動かすことによる改善に心がけましょう。身体を動かすと汗とエネルギーが出て、身体もぽかぽか温まります。毎日続けることで必ず冷え性は改善しますよ!激しい運動をしなくても大丈夫。毎日続けることの出来る運動を心がけましょう。

人の身体は常に熱を発生しています。その中で産熱量が40%と、最も多いのが筋肉です。さらに、筋肉の70%以上は下半身に集中しています。つまり体温を上げるためには、下半身の筋肉量を増やすのが効果的なのです。
おすすめはウォーキングや、雨天でも部屋の中で行えるスクワット、筋力トレーニングの一種・アイソメトリック運動(ストレッチのように筋肉を伸縮させるのではなく、筋肉の長さを変えずに力を加えて鍛える運動)。どれも、特別な道具が不要で、専門の施設へ出かける必要もなく、思い立ったらすぐにスタートできるのが魅力です。
こうした運動をどれか1種類だけでなく、ウォーキングを基本に、スクワットとアイソメトリック運動という筋力トレーニングも組み込むことで、効果がより高まります。
下半身を鍛えると、冷えや血行不良が解消できるほかに、全身が引き締まるなど、美容面でのうれしい効果も期待できます。大切なのは、家事の合間など、日常の習慣として取り入れること。筋力が付いてきたら、徐々に回数を増やしていくとよいでしょう。
がんばり過ぎない程度にコツコツ続けて、体温アップとスタイルアップを目指しましょう!

「はかるべきは体重より体温?! 温めれば身体は変わる」P10(太陽笑顔fufufu 11号)

いかがでしたか?体温が1度上がると、免疫力も5~6倍アップすると言われており、その分肌も身体もパワーアップすること間違いなしです!まずはできることから取り入れて、しっかり冷え性を克服していきましょう。

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