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ロート デジアイパッケージができるまで ロート デジアイパッケージができるまで

「デジアイ」という商品名が決まるまで
商品名は、新商品の企画、使用してもらうお客様、商品の効能など、様々なキーワードを洗い出し、組み合わせたり短縮したりして決めていきます。今回は「デジタル疲れに効く」という目薬の中でも特徴的な商品だったこともあり、「PC」「デジタル」「IT」「スマホ」「ブルーライト」など、比較的メジャーで分かりやすいキーワードを選出。
そこから、ロートPCやデジタルアイ、ロートIT、アイデジなど、商品名として何パターンも作った中から、選んでいきました。
選んでいく過程では、日本語表記や英語表記、デザインされたパッケージ上で見た時の印象など、様々な角度で検証し、何度も何度も議論を重ねていきました。
そして、現代のデジタル疲れに効く目薬、デジタル疲れなどの症状の啓蒙という目的と、よりキャッチーでより分かりやすく、愛される商品でありたいという想いからデジタルアイの略号としてのデジアイというネーミングに決定しました。

パッケージのデザインが決まるまで

商品名が決まった後は、パッケージのデザイン。
今回、デザインを担当して頂いた、土井宏明さんにお話を聞きました。

--今回のパッケージについてお話を伺います。今回の経緯を教えてください。

ロート製薬の担当者の方からご連絡を頂き、デジタル疲れに効く目薬が発売されるので、パッケージデザインを依頼されたというのがスタートでした。
ロート製薬さんとは、まず打ち合わせをさせて頂き、商品のことを詳しく教えてもらった上で、この商品の”デジタル”というテーマに沿ったデザインにしてほしい。
という要望がありました。

まず、その狙いに合致できるデザインを作るために、ロート製薬さんとも何度も議論を交わし、デザインの方向性を決めていきました。

--その議論の中で、ある程度方向性は決まっていくんですか?

ほんとにざっくりですね。
ぼくも、ロート製薬さんも頭の中ではある程度イメージができていて、お互い同じイメージを共有できているという感触はあるんですが、やはりデザインに落とし込んでいかないと見えてこない部分も多いです。
自分でも作ってみて、「あれ、イメージとちょっと違うな」ということもありますから。

それでいうと、方向性を詳細に決めていくまでには、50〜60パターンくらいデザインを作っていきます。

--そんなにですか!?

そうですね。
・PCをクローズアップしたデザイン
・スマホをクローズアップしたデザイン
・ドット絵的なアプローチのデザイン
・ビタミンイメージの全面的に黄色いデザイン
・デジタルなクール感を出した白いデザイン

ほんとに沢山作りました。
そういった過程を経て、50個から20個、20個から5個、5個から1個という風に絞り込んでいくんです。
結果的に5ヶ月くらいかかりました。

--そんなにかかるんですね。

そうです。
さらに1個に絞り込んでから、かなりのやり取りを要しました。1個に絞り込むまでの段階で、かなり試行錯誤はしているんですが、今回は目が特徴的なパッケージにしているので、シンプルゆえに難易度がありました。

目ってシンプルなようで、実はとても難しいんです。小さくしてみたり、大きくしてみたり、両目にしてみたり、形を変えてみたり、色を変えてみたり、トーンを変えてみたりなど、一番自然かつ、パッケージとして強いものはどこにあるのか。
それを探す旅が続きました(笑)

--パッケージの表面だけでなく、全体の配色もかわいいですね。

そうですね。これは初音ミクを意識したことと、実は、ロート製薬さんから、元々頂いていたオーダーもありまして。

--どんなオーダーですか?

『デジタル疲れに対処するという目薬だからこそ、デジタル機器は悪いものとするのではなく、こういう時代ですので、デジタル疲れとうまくつきあっていく、一緒に楽しむというブランドにしたい。』というオーダー、想いでした。

その想いを考えていく中で、ブルーライトの「青」と薬液の「黄色」を商品PKGのキーカラーとしてデザインを進めていたのですが、「青」+「黄」を足すと色は「緑」になるということに、このデジタル機器との融合、一緒につきあっていくブランドの想いを込めて「緑」の瞳が生れました。
これを聞いて「あぁ、なるほど」と思いました。
確かにこの考えだと、商品とブルーライト、そして初音ミクが線でつながるんですよね。

--その初音ミクとのコラボパッケージをデザインするということで意識されたことはありますか。

そうですね、初音ミクの文化について、色々と学びました。
初音ミクは単純なキャラクターを超えて、色んなクリエイターやファンの媒介になるものなので、そういった文化やファンの気持ちは大切にしたいなと。
例えば、目の周辺に連想されるイメージは極力排除し、目に特化したデザインにしたことで、パッケージで遊んでくれているファンが沢山いるのはとても嬉しいことです。

--デザインは難しかったですか?

当初、ドット絵的なアプローチのデザインのなかに匿名のアニメキャラの眼をモチーフにしたものがありました。これが母体となってミクのパッケージになっています。当初はミクとのコラボパッケージは一筋縄では行かないと感じていましたが、担当者らと議論を重ねて行くうちに光が見えてきました。そこから今回のコラボパッケージが現実に向かって動き始めました。

--最後に、このプロジェクトを通しての一言

「デジアイ」のもつ特性と「初音ミク」の相性が活かされて「デジタルの世界を楽しもう」というポジティブな表明が意味合い的にもデザインの上でも完成していることが嬉しく感じます。

パッケージデザイナー

土井 宏明Hiroaki Doi/ポジトロン 
(http://www.the-positron.jp)

グラフィックデザイン会社 ポジトロン主宰。アートディレクター。グラフィックデザイナー。
CDジャケットデザインやロゴデザイン、パッケージデザイン多数手掛ける。
最近はブレードランナー原作のフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」の装丁など手掛ける。

●東京タイプディレクターズクラブTokyo Type Directors Club Annual Award 2009「東京TDC賞2009」入選。
●日本パッケージデザイン協会The Japan Package Design Association「日本パッケージデザイン大賞2009」入選。
●ジャパン パッケージ コンペティション2010「経済産業大臣賞」受賞
●日本パッケージデザイン協会The Japan Package Design Association「日本パッケージデザイン大賞2011」銀賞。

デジアイ 限定右目パッケージのご購入はこちらへ お近くに購入できる店舗がない皆さまのご要望等にお応えして、オンラインショップLOHACOでデジアイがご購入できます。
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  • package design by 土井宏明 / package design by のん / illustration by 柚希きひろ / label design by ちほ / label design by 白菜mute
  • ©Crypton Future Media, INC. www.piapro.net piapro