目のアンチエイジング 年齢とともに起こる目の機能低下とは?

Q

1「見る力」を支える5つの部位も加齢とともに機能低下を引き起こします。

加齢によって引き起こされる目の変化は様々。ここでは主に、目でくっきりとものを識別するための「見る力」に影響を及ぼす5つの部位の機能低下についてご紹介します。

5つの部位

2網膜

カメラのフィルムに相当するもの。網膜の黄斑部という大事な部分はルテインやゼアキサンチンという黄色の色素によって保護されています。しかし老化などにより黄色の色素が減ると、強い紫外線を浴び続けることで加齢黄斑変性になる場合があると言われています。また最近ではパソコンやスマホなどの画面から発せられるブルーライトの影響も指摘されています。

加齢黄斑変性は日本では比較的少ないと考えられていましたが、高齢化や生活の欧米化により近年著しく増加しており、失明原因の第4位となります。

黄色の色素がある時:黄色の色素がフィルターの役割をし、網膜がダメージを受けない。/黄色の色素が減ると:黄色の色素が少なくなると、網膜がダメージを受けやすくなる。→加齢黄斑性になりやすいとも言われています。

3血管・涙

血管は、栄養成分を届ける大事な器官です。しかしながら、老化とともに血流が悪くなり、栄養成分を届ける力が低下していきます。

涙は乾きを潤すだけでなく、角膜の表面に均一な層を作ることで、モノをきれいに見せる働きもあります。年齢とともに涙の分泌は減り、角膜表面がデコボコの層になってしまうことで、光がまっすぐに入らず乱反射してまぶしく感じたり、疲れやすくなったり、かすんだりします。

涙が均一に覆われている状態:[字]涙が均一にのることで光がまっすぐに入り、くっきり見える。→《老化すると》→涙の分泌が低下した状態:[字]涙が均一に広がらず、まぶしく感じたり、疲れやすくなったり、かすんだりします。

4ピント調節筋(毛様体筋)

ピント調節に欠かせない筋肉で、近くのものにピントを合わせるためには、筋肉に力を入れる必要があります。老化とともに筋肉が衰え力が入りにくくなり、近くのものにピントが合いにくくなります。これがいわゆる老眼の原因の1つです。

ピント調節筋

5水晶体

水晶体の厚みを変えることでピントを調節しています。近くのものにピントを合わせるためには水晶体を厚くし、遠くのものにピントを合わせるためには水晶体を薄くして調節しているものです。水晶体は主にたんぱく質でできており、プルプルと弾力性が失われ、厚みを出すことができず、近くのものにピントが合いにくくなります。これも老眼の原因の1つです。

水晶体