Vol.4

冬の乾燥に負けない肌作り!敏感肌克服術

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乾燥が始まる冬の季節、肌がカサカサしたり、粉をふいたり、いつもの化粧のノリが悪くなったり…肌が敏感になり、様々なトラブルが現れがちです。この敏感肌の状態は、肌本来の機能が正常に働かず不安定になり、外部の刺激に負けている状態。しっかり予防することで、この状態を脱出し、ぷるぷるの肌を保ちましょう!

■ 乾燥性敏感肌の基礎知識

冬の乾燥が肌に悪いということは知っているけど、悪い理由やトラブルを具体的に知っていますか?
まずは、冬に肌が乾燥するメカニズムをおさらいしましょう。

乾燥敏感肌のメカニズム

3つの因子が肌の潤いをキープ!

肌の潤いを保つ役割を担っているのが、下図にある「皮脂膜」「天然保湿因子」「角質細胞間脂質」という、肌表面にある3つの因子。「皮脂膜(下部の肌色)」は、皮脂と汗が絶妙に混ざりあったもので、天然の乳液(ミルク)として、私たちの肌を守っています。「天然保湿因子(下部の緑色)」は、その名前の通り、私たちの肌に備わっている、天然の保湿成分。そして、角質細胞どうしの隙間を埋める成分が「角質細胞間脂質(下図の青色)」。糊のように細胞どうしを結びつける働きが。さらに、層の間に水分を挟み込んで保持するので、肌の潤いを保つためには欠かせない存在です。

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角質のターンオーバーが重要!

肌表面にある角質細胞は、一定期間が過ぎると、順番に垢となって剥がれ落ち、新しい細胞が現れます。表皮細胞の生まれ変わる周期は通常30日程度ですが、長すぎても、短すぎても×。長すぎると、古い角質が溜まり、肌のごわつきを引き起こします。反対に、短すぎると、細胞がきちんと成長しきる前に表面に現れてしまいます。
天然保湿因子は細胞が生まれ変わる過程で作られるので、周期が短いと保湿成分が不足し、肌の表面が乾燥状態になり、肌状態が不安定になる原因になります。この角質の生まれ変わりこそ。美肌の鍵になります。
「敏感肌を克服する」P10〜19(太陽笑顔fufufu 3号)

乾燥肌を防ぐには、3つの因子を保ち、角質細胞のターンオーバーを正常に保つことが重要です。しかし、乾燥で肌が敏感になると、様々なトラブルが…。

敏感肌で起こるさまざまなトラブル

症状を見過ごすと。トラブルはどんどん進行する!?

「乾燥」とひと言でいっても、それによって起こる肌トラブルの症状はさまざま。例えば、洗顔後の突っ張り感と、ピリピリ感、かゆみなどがあり、キメの乱れにもつながります。肌のキメが整っていないと、ごわつくだけでなく。光が乱反射するので、くすんだ印象の顔になるおそれが。また、乾燥が進むと、シワが目立つ原因にもなります。ほかにも、肌がきちんと生まれ変わらないことから、ニキビが治りにくい、出やすいなどの症状も。このように、乾燥を放置すると、肌トラブルはどんどん深刻な状態に陥るのです。
それなのに、肌が敏感状態だからと、お手入れを化粧品だけで終わらせたり、きちんと洗顔をしないなど、ケアがおろそかになる人が多いのが現状。自分の肌の状態をきちんとしり、正しい洗顔と保湿のゲア方法を学ぶことが美肌への一番の近道です。

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「敏感肌を克服する」P10〜19(太陽笑顔fufufu 3号)

■ 保湿力を保つ「pH5.5」と「美肌菌」

敏感肌をほっておくと肌がどんどん深刻な状態に…。敏感肌を補修するために葉、保湿は基本中の基本です。その保湿力を高める「美肌菌」と「pH5.5」をご存知ですか?その特徴を活かせば、潤い肌はあなたのもの。

健康肌の目安「pH5.5」

美肌と関係の深い、「pH」とは?

食品の話で耳にする、「酸性」や「アルカリ性」という言葉は、実は美肌に大切なワードです。そもそも「pH」とは、物質の酸性・アルカリ性の度合いを示すもの。数字が小さいほど酸性が強く、大きいほどアルカリ性が強いのです。実はこの数値が、美肌を守るために重要なのです。弱酸性の肌がアルカリ性に傾くと、肌に存在するアクネ菌などが増殖します。さらに、肌のバリア機能が低下して、肌荒れや乾燥肌などを招きます。これらのトラブル肌にアルカリ性の洗顔料などを使うと、症状が悪化する場合も。

pH5.5の化粧品で肌バリアをアップ

弱酸性の環境を保つには、ズバリpH5.5の基礎化粧品を使う事が大切です。肌は、正面の角質層の中の天然保湿因子と角質細胞間脂質で、水分を抱え込み、潤いのある肌を保ちます。さらに、一番外側にある皮脂膜によって、中の水分が外部へ逃げ出さないように、ラップの役目をしています。皮脂膜は、外部からの刺激や細菌からも肌を守ってくれるので、トラブルに負けない肌作りには、必要不可欠なのです。
ところが、アルカリ性の化粧品を使うとせる原因に。さらに、外部からの刺激や悪い細菌の侵入を許すことにもつなが、この大事な皮脂膜を壊し、中の天然保湿因子や角質細胞館脂質を流出さります。敏感肌の人や赤ちゃんなどは特に、肌をpH5.5へと導くアイテムを使い、日ごろから健康な肌へと安定させておくことが重要!

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(酸性・アルカリ性の度合いを0~14 で示したもの。pH7のときが中性、それより大きいとアルカリ性、小さいと酸性です。肌を保護する皮脂膜(皮膚の表面)は弱酸性のpH5.5。ふつうの石けんはアルカリ性でpH10くらいです。)

バリア機能が強い状態「美肌菌」

肌には無数の菌が住んでいる!?

健康な肌にとって大事な弱酸性の環境を作っているのは、肌上に無数に存在し、活動している「皮膚常在菌」です。これは、すべての人の肌にあり、病原菌の増殖を抑える役割があるので、人間になくてはならない細菌です。キメの整った肌、乾燥肌、ニキビのできやすい肌など、人によって肌質の違いがあるのは、それぞれがもっている、この皮膚常在菌の種類や生態系のバランスの違いが一因だとされています。皮膚常在菌は、健康な肌を作り出す「善玉菌」(美肌菌)と、肌トラブルの原因となる「悪玉菌」があり、この「善玉菌」が健康で美しい肌と深い関係にあるとの研究が注目されています。

美肌のカギは、善玉菌にあり。

善玉菌と悪玉菌がバランスよく存在し、善玉菌が活発に働き、肌を弱酸性に保つとともに、肌荒れの原因である悪玉菌の繁殖を抑えた状態が、健康な素肌であり、バリア機能が高い状態と言われています。これと反対に、ニキビの原因となるアクネ菌や、アトピー性皮膚炎に関係する黄色ブドウ金などを含む悪玉菌が元気になる、数が増えてしまうと、トラブル肌の原因になります。
では、善玉菌優先の肌環境を作るには、どうすればいいのでしょう?その答えは、「グルコオリゴ糖」にあります。この成分は、外界の刺激で乱れた常在菌のバランスを調整する作用があり、肌のバリア機能を強化します。つまり、悪玉菌の付着を抑え、乾燥しにくい。トラブルに負けない肌作りをしてくれるのです。
「敏感肌を克服する」P10〜19(太陽笑顔fufufu 3号)

■ 敏感肌予防のための正しい保湿方法

敏感肌のメカニズムを身につけたら、早速予防のための実践編をご紹介します!乾燥から肌を守るのは、洗顔・保湿の正しい手順・方法を行うことが重要です。洗顔は、汚れや古い角質を除去する働きがあり、化粧水は、肌細胞を潤す働きが。さらに、油分を含んだ乳液やクリームによる保湿は、肌内部の水分が蒸発することを防ぎ、肌を外部から保護します。正しいケアを身につけ、美しい肌を保ちましょう!

Step1: 落としすぎない洗顔

洗顔の目的は、古い角質や余分な皮脂を落とす事です。これらが肌の上に長時間居座り続けていると、さまざまな肌トラブルの原因となるので、洗顔で肌を保つことは美肌作りには欠かせません。ところが、肌は水で洗顔するだけでも、大切な保湿成分が流出すると言われています。一番注意すべきは、摩擦です。擦りすぎると、デリケートな肌はダメージを受けて、シミ・シワ・乾燥などのトラブル引き起こすことも。肌の汚れなどは、擦ることではなく、洗顔料で浮き上がらせることによって、落とすことが大切です。肌の汚れを落としつつ、皮脂膜を落とし過ぎないようにするのが、美肌洗顔のための極意!

【正しい洗顔テクニック】

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① 洗顔前のプラスαで毛穴の奥の汚れもオフ!

洗顔では、表面の余分な皮脂や古い角質だけでなく、毛穴の奥の汚れまで落とすことが重要。お風呂に浸かって、毛穴をしっかり開いてから洗顔するのが◎。入浴前に洗顔したり、シャワーで済ませる人は、電子レンジなどで温めた蒸しタオルを顔の上にのせて、毛穴を開かせるように。手にも汚れがついていると、洗顔料がきちんと効果を発揮することができないので、必ず手をあらってから洗顔を!

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② 洗顔料は必ず泡立てて、肌への密着度を高める

一番やってはいけないのは、洗顔料を直接顔に伸ばしゴシゴシと擦ること。理想的な洗顔は、手の平や指と肌の間を、泡で挟むようにすることです。弱酸性の洗顔料は泡立ちにくいですが、軽く泡立てるだけでも大丈夫。さらに、泡立てネットを使えば、手軽に泡立てることが可能なので、ぜひ試してみましょう。また、アルカリ性の洗顔料を使う場合は、泡立ちやすい特性を活かし、肌への摩擦軽減のために、たっぷりと泡立ててから肌に乗せて使うことが大事です。

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③ ぬるま湯で、すすぎ残しのないように洗い流す

洗顔料で顔全体を洗ったら、32℃前後のぬるま湯ですすぎを。この時、シャワーなどで上から一気に洗い流すのはNG。積もり積もれば頬などの下垂の原因につながる場合もあると言われています。なるべく手の平を使い、下から上方面へお湯をかけましょう。この時、手で肌をゴシゴシと擦らないこと!また、同じ箇所だけをすすぎがちなので、顔全体をまんべんなくすすぐことも大事。

「敏感肌を克服する」P10〜19(太陽笑顔fufufu 3号)

Step2: 化粧水・美容液で与える

私たちの肌は、ミルフィーユのように何層にも分かれています。その一番上にある、外部と直接接している層が角膜層。この角膜層には、外的刺激物質や細菌から守る役目と、肌の成分を保つという2つの大事な役目があります。こんなに大切な役目があるのに、ラップ1枚分の薄さだといわれています。この角膜層に、たっぷりと水分を含んだ状態こそが、「潤った健康美肌」な状態です。化粧水を使うことによって、そのままその水分が肌を潤わせると思って居る人も多いようですが、それは×。化粧品に含まれている保湿成分によって、肌を潤わせているのです。
そこで、まず大事になってくるのが、化粧品などの保湿製品の選び方。ヒアルロン酸やコラーゲンなど、水分を抱え込み、逃がさない効果のある成分を配合している製品を。
次に大事なのが、保湿製品の使い方。肌はお風呂から上がった後、10分以上経過すると、どんどん我だの水分が逃げて、砂漠状態になります。

「敏感肌を克服する」P10〜19(太陽笑顔fufufu 3号)

Step3: 乳液・クリームでふたをする

正しい洗顔で、不要なものだけを落とし、さらに化粧水などで保湿。その後の仕上げに重要なのが、与えたものを封じ込める過程です。油分は肌に負担になると思い込み、使用せずにお手入れを簡単に済ませてしまう人もいますが、それは大間違い。せっかく水分を補っても、油分で水分を閉じ込めないで放置しておくと、肌表面から逃げていって、さらなる乾燥を招いてしまい、肌トラブルがどんどん加速してしまうことも。病院の皮膚科でも、乾燥肌や敏感肌で悩んでいる患者には、洗顔にはじまり、化粧品による保湿、クリームや乳液による保湿を指導しています。油分は肌にとってなくてはならないもの。乾燥肌は、肌を保護する皮脂膜の働きが低下していることが多いので、肌がべたつくのを嫌わず、顔全体にクリームを塗り、すいぶんや美容成分にふたをしましょう!

【効果UPのワンポイントテクニック】

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① 手の平で全体に伸ばし、体温で温めてから使用

クリームなどは、容器に入っている状態だと少し固め。肌への浸透を高め、伸びをよくするためには、まずは手の平全体に取り、両手で温めましょう。少し溶かすようなイメージで、優しく手の平全体になじませます。

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② 手の平全体を顔に当てて、体温でクリームをなじませる。

クリームを顔全体に塗った後、ラップ効果を高めるよう、手の平を使います。体温の高い手の平を使い、乾燥しやすい頬などを包み込んで。クリームの浸透を促すだけでなく、深呼吸すればリラックス効果も。

「敏感肌を克服する」P10〜19(太陽笑顔fufufu 3号)

肌保湿のためには、正しい洗顔・保湿と、正しい保湿成分を選ぶことが重要!
肌基礎化粧品として、よく名前を聞くヒアルロン酸やコラーゲン・エラスチンは、保湿成分の立役者になります。

ヒアルロン酸の保湿力

わずか1グラムで、6リットルもの水分を保持する力があります。肌の深部まで浸透すれば、細胞どおしを水分で埋めて、若々しい弾力を生み出します。水分不足で弾力を失った肌にはもちろん、乾燥予防としてデイリーに肌へ取り込む習慣をつけたいもの。冬を超える前に、ヒアルロン酸で肌水分の補給を。

コラーゲン・エラスチン

肌の弾力で有名なのはコラーゲン。コラーゲンが柱とすれば、ヒアルロン酸は柱どうしの中を埋めるクッション的役割を担います。さらに、固いコラーゲンの線維同士を繋げる、エラスチンも重要。弾力性のあるエラスチンは、弾力性たっぷりの蛋白質です。これらの3つがバランスよくはたらいてこそ、ぷりぷりな肌となります。

「敏感肌を克服する」P10〜19(太陽笑顔fufufu 3号)

いかがでしたでしょうか?毎日のただしい肌ケアと保湿が、敏感肌克服への一番の近道です。きちんとケアをして、冬に負けない美しい肌を作りましょう!

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